

コーナーTV台製作
先日、ご注文頂いていたTV台を納品してきました。 今までは、エレクターシェルフを使っておられましたが、引っ越しを期にすっきりと収納したいとのことでご注文いただきました。 ご要望は、 40型のテレビが載る 部屋のコーナーに置ける 本の収納スペースをとる...
曲木技法3
曲木の続きです。 熱間曲げとは材料に熱を加え、内部組織を柔らかくして曲げる方法です。前に紹介したトーネットの曲木椅子もこの曲げ方で特許を取得しています。 方法としては、マイクロウェーブで加熱する方法、材料をお湯で煮る方法、蒸気で蒸す方法があります。...


曲木技法2
木を曲げる方法はいろいろありますが、大きくは積層曲げと無垢材の曲げに分けられます。 上の写真は積層曲げです。積層曲げは、薄く加工した材料を重ねて曲げる物です。同一材から取った薄板であればほとんど積層部分は目立ちません。 欲しいカーブの型を作り、薄板を曲げボンドで張り合わせク...
曲木技法1
木工の技法の中に曲木というものがあります。 椅子の笠木やアームに使う曲がった部材が必要な場合、ひとつのかたまりから切り出す場合と、薄い板を曲げて製作する場合があります。当然、かたまりから切り出すと無駄な部分がたくさんでます。コストを抑えるという面から考えると、曲木のほうが有...


ジョージ・ナカシマ記念館
先日、香川県高松市にあるジョージ・ナカシマ記念館に行ってきました。 皆さんはジョージ・ナカシマという人物をご存知でしょうか? 日系アメリカ人の家具デザイナーで1990年に他界しています。彫刻家・流政之氏との交流から高松を訪れ「讃岐民具連」に加わり、日本文化に感銘を受けたデザ...


椅子の製作行程7
椅子作りもいよいよ最終段階。今回は塗装です。 塗装法はいろいろとありますが、キグミデザイン&クラフトでは漆、オイル、ワックスを基本にしています。いずれも、木の木目を生かした仕上げが可能です。 組み立て前の段階で、十分にサンディングを行い素地調整ができていればそのまま塗装に入...


椅子の製作行程6
いよいよ仕上げ段階です。 接着剤が乾いたら、くさびを切り落とします。鋸で切り落としますが、座面のカーブした部分に合うように薄刃のものをしならせて使用します。このとき、座面に傷がつかないように薄い紙を鋸と座面の間に敷いて切り取ります。この手間を惜しむと後から傷を修正するはめに...


椅子の製作行程5
前回までで部材はすべてそろったので、今回は組み立てです。 家具を組み立てる場合、組み立ての手順を良く確認して作業に入る必要があります。基本は接着剤を塗布し、圧着します。圧着には、はたがね、パイプクランプ、 Fクランプなど様々な形のクランプを用途に応じて使用します。写真はポニ...


椅子の製作工程4
写真は彫り込む前の座面です。 座面の形にはいろいろありますが、座ったときに当たる部分に違和感が無いような形に彫り込んでいきます。彫り込む形に墨付けをして、ディスクカッターでおおまかに粗彫りし、その後鉋やサンドペーパーで仕上げます。もったやばんがき、臼堀釿といった刃物で彫り込...


椅子の製作工程3
座面の穴あけが完了したら、脚とスピンドル、笠木の製作に取りかかります。 笠木はもたれたときに背に当たる部分ですので、当たりが柔らかくなるようカーブを調整します。 板にカーブをつける場合、板を曲げる場合と厚めの板を削る場合があります。板を曲げるにはよく目の通った材を蒸気で蒸し...