

スーパー楕円テーブル
今回はダイニングテーブルと椅子の納品例です。 以前制作した山桜のテーブルをご覧になって、違う材種でご注文頂きました。 椅子はウインザータイプのデザイン2種でウォルナットとブナ、チェリーとブナの木の色のコントラストを活かしたデザインにしました。...


椅子の修理/ウインザーチェア2
椅子の修理の続きです。 椅子の修理は分解できるところは出来るだけ分解して行う必要があります。今回も座面を張り合わせるのにバラバラにする必要がありました。座面は接着剤の劣化により割れていますが、他の脚や背もたれ部分はしっかりと接着されたままです。部材が細いので折れないように、...


椅子の修理/ウインザーチェア1
今回も家具の修理例をご紹介します。 ウインザータイプの椅子2脚で、両方とも座面が割れています。片方は、前足部分の貫が折れています。 通常、ウインザーチェアの座面は1枚板か2、3枚の板を矧ぎ合わせますが、ご依頼の椅子は小幅の板を何枚か矧ぎ合わせています。...


子供椅子の製作1
今回は子供用の椅子をご紹介します。 お客様のご要望は、畳の部屋でも使え、木の座面のベーシックでモダンな感じの椅子をとのことでした。 デザインは、ウインザーチェアを基本に少しずんぐりとした感じにしました。 座面に脚を貫通させくさびで止める、通しほぞくさび止めを使うことが多いで...


椅子の製作行程6
いよいよ仕上げ段階です。 接着剤が乾いたら、くさびを切り落とします。鋸で切り落としますが、座面のカーブした部分に合うように薄刃のものをしならせて使用します。このとき、座面に傷がつかないように薄い紙を鋸と座面の間に敷いて切り取ります。この手間を惜しむと後から傷を修正するはめに...


椅子の製作行程5
前回までで部材はすべてそろったので、今回は組み立てです。 家具を組み立てる場合、組み立ての手順を良く確認して作業に入る必要があります。基本は接着剤を塗布し、圧着します。圧着には、はたがね、パイプクランプ、 Fクランプなど様々な形のクランプを用途に応じて使用します。写真はポニ...


椅子の製作工程3
座面の穴あけが完了したら、脚とスピンドル、笠木の製作に取りかかります。 笠木はもたれたときに背に当たる部分ですので、当たりが柔らかくなるようカーブを調整します。 板にカーブをつける場合、板を曲げる場合と厚めの板を削る場合があります。板を曲げるにはよく目の通った材を蒸気で蒸し...


椅子の製作工程2
座面に使用する板のはぎわせが完了したら、脚や背もたれのスピンドルを取り付ける穴をあけるための印をつけていきます。この作業を墨付けといいます。 昔は綿に墨をしみ込ませたものを仕込んだ墨壷というものを使っていました。この墨を竹のペンで印をつけていたので墨付けと呼ばれているようで...


椅子の製作工程1
ウインザータイプの椅子を何度かご紹介してきましたが、今回はその製作行程を簡単にご紹介したいと思います。 ウインザータイプの椅子は、座面、脚、背もたれ、笠木、貫の5つの部品で構成されています。それぞれの部材に必要な木材の量を計算し、木目等を見ながら木取りします。...