講義室収納家具
大学講義室の改装で収納家具を制作させて頂きました。 コストを抑えるためパインの集成材で制作していますが、全体的にまとまった仕上がりになりました。 心理学の講義室で、もとはよくある固定式の長机と椅子が並んだ一般的な講義室でしたが、改装後は靴を脱いで入室し絨毯を敷いた床で講義を...
東北支援2
前回の続きです。 年末に向け震災被災者の方々に少しでも良い年を迎えていただこうと、 きもちを東北へ送ろう!木餅プロジェクト! を行っています。 駄洒落ですが、木餅(気持ち)と刃跡(ハート)を送る準備を進めています。 工房の端材からもち型に削りだし、いろいろな場所で刃跡を集め...
東北支援
11月もなかばをすぎ年末の雰囲気も感じられるようになってきました。 来年3月11日で東日本大震災から2年を迎えます。いろいろな方々が、それぞれの方法で支援を行っていますが、そのなかのひとつに岡山大学の山本和史先生が中心となり、東北の震災被災地支援を行っているプロジェクトがあ...
山桜ダイニングテーブル5
以前、このコラムで書きましたが、木は空気中の水分を吸ったり吐き出したりして呼吸しています。 これが無垢の家具の特徴で、テーブルの天板など幅の広い物は特に大きく変化します。十分な反り止め加工がなされず、天板が大きく反り返っているのを見た事があるかたもいらっしゃると思います。十...
山桜ダイニングテーブル4
前回までで、テーブルの天板は必要な大きさと形に仕上がりました。 家具の表情を大きく左右する要素として、面の取り方があります。今回は、女性のお客様からの御注文でやわらかい感じのものをとのことなので、かまぼこ面を選択しようと考えていました。かまぼこ面とは文字通りかまぼこのように...
山桜ダイニングテーブル3
テーブルの天板は一枚板で制作する場合もありますが、大抵は何枚かの板を矧ぎ合わせて必要な多きさにします。今回は幅が850mm必要なので4枚を矧ぎ合わせます。この板矧ぎは天板の表情を大きく左右するため木目をよく見て板の並びを吟味します。基本的に板は木が生きていた時の天地が揃うよ...
山桜ダイニングテーブル2
テーブルにはさまざまな形や大きさがあり、部屋の広さや家族構成に合わせ選択します。 一般的に一人に必要なスペースは600mm程度といわれており、長方形のテーブルであれば1200mmあれば4人座れるという事になります。理論上の数値ですので、テーブルの脚の形や取り付ける位置、個人...
山桜ダイニングテーブル1
梅雨の時期も終わったので、先日から山桜でのテーブル制作にとりかかりました。 テーブルやキャビネットなどの箱ものは湿度の影響を受けやすく、梅雨の時期の制作は避けたいものです。 桜にはたくさんの種類があり、花を楽しむソメイヨシノが有名ですが家具には山桜や朱桜(しうりざくら)を主...
工房看板
今まで工房には看板がありませんでしたが、とうとう看板を設置しました。 材料は新品の木材ではなく、古材を使用して制作しました。 枠は家の土台に使用されていた栗材です。土台の材なので面落ちになっていて組み手の欠き込もあるし、アンカーボルトの穴があったりしますがそれもいい味になっ...
機械のメンテナンス2
前回と同様、機械のメンテナンスについて。 工房で使っている機械は、基本的にモーターとベルトと回転軸という簡単な構造で出来ています。モーターや電気的な故障以外のたいていのことは自分で対応します。 回転軸はもちろん、定盤が動くものはギヤやベアリングが多くグリスアップが重要です。...