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椅子の修理1


笠木割れ
割れ

接合部切れ

椅子の修理例のご紹介です。

椅子は家具の中で最も不具合が出やすいもののひとつです。特にダイニングの椅子は毎日、食事の度に使用され全体重を受け止めているため、接合部がゆるみやすくぐらつきが起こりやすいものです。

今回のご依頼はダイニングチェア4脚のぐらつき修理と座面の張り替えでした。

ダイニングの椅子として40年間使用されていたそうで、接合部のゆるみや割れがみられ程度の差はありますが4脚ともかなりグラグラとしています。

布張りの座面は前方のよく擦れる部分は破け、中のクッションはへたっています。

ぐらつきがでた時にご自分で修理されたようで、もとの接着材とは違った接着剤が使用されていました。最近の接着剤は強力で分解するときに部材を破損する恐れがあり、慎重に分解する必要があります。不具合が出たときは自分で応急処置をする前に専門家に相談することをお勧めします。

修理の手順は、パーツごとに分解し、接合部の接着材の除去、割れ部分の補修を施し再接着となります。

つづく。

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