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山桜ダイニングテーブル3

 テーブルの天板は一枚板で制作する場合もありますが、大抵は何枚かの板を矧ぎ合わせて必要な多きさにします。今回は幅が850mm必要なので4枚を矧ぎ合わせます。この板矧ぎは天板の表情を大きく左右するため木目をよく見て板の並びを吟味します。基本的に板は木が生きていた時の天地が揃うように使用します。そうすれば、鉋のかかりも良く木目も綺麗に揃います。今回の板は製材した状態で400mm程度の板を使用しましたが、山桜は白太という辺材の部分が多く両端の白太を落とすとギリギリの寸法になりました。  写真は板矧ぎが完了し、裏に吸い付き桟用の加工が終わったところです。このあと、スーパー楕円のテンプレートで墨付けをし、大まかな形に切り取ります。その後、形を調整した原寸の板をテンプレートにしてルーターで倣い加工をし形を作ります。  山桜の表情もあり、全体的に優しい感じになってきました。

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