北海道産ナラ材
今回はナラについてお話ししたいと思います。
ナラの木にはミズナラ、コナラ等がありますが、家具に使用されるナラはほとんどがミズナラです。見た目はほとんど同じなのですが、材木屋さんに言わせるとコナラはねじれたり、割れたりして扱いづらいそうです。
特徴としては、板目材、柾目材ともに流通も多くどんなデザインにも対応でき広葉樹の万能選手と言えるでしょう。かつては価値の低い木材とされていましたが、戦後になって評価されはじめ家具はもちろん、フローリング用材などにも使用されています。ヨーロッパでは「king of forest」と称されているそうです。
一般的にはどんぐりの木として知られ、英語ではoakにあたります。
oakはウイスキーの樽として使用され、かつては北海道産の良質のナラ材が大量に海外に輸出されていたようです。現在では国内産のナラは流通が少なくほとんどが中国などから輸入されたものです。道産材にこだわる人によると、「ねばりとつや」が優れているそうです。
何年か前にたまたま北海道国有林の切り出し材が手に入りましたが、まだ使っておらず家具になるのを待っています。興味のある方はご連絡を…。
つづく