漆塗り1

April 22, 2012


今回は漆についてです。

漆は漆の木の樹液で、樹液溝という縦長の細胞組織内にあります。漆液は表皮をはぎ取り、掻き鎌という道具でこの樹液溝に傷をつけて採取します。採取した漆液には木屑や埃などがまざっていますので、ナヤシ、クロメなどの過程を経て精製漆となります。初心者向けにチューブに入ったものが売られていますので、これを利用すれば手軽に漆塗りに挑戦出来ます。

 

 塗りの道具には、漆刷毛、へら、定盤、つく棒などがあります。漆刷毛は髪の毛を糊で固め、薄い板で囲った物です。使い始めには、調整が必要ですし全通しと呼ばれる物は高価です。へらは漆を練ったり、塗り付けるのに使用します。市販の物もありますが、檜の柾目材などで自分の使い易いように自作します。定盤は厚めのガラス板などで代用出来ます。

 

 他の塗料と違い、漆は湿度80%、温度20度という特異な環境で乾燥が促進されます。そのために、風呂とよばれる乾燥室を用意する必要が有ります。プロの塗師は大きな水屋のような乾燥室を使用し、回転装置などのついているものもあります。少量の塗りであれば、埃が入らず、湿度、温度が一定に保たれればよいので段ボール箱でも代用出来ます。

 

 

つづく

Tags:

Please reload

Featured Posts

葛原英興 木工展

1/10
Please reload

Recent Posts

May 21, 2017

Please reload

Search By Tags
Follow Us

© 2023 著作権表示の例 - Wix.com で作成されたホームページです。

Copyright © KIGUMI Design&Craft ALL Rights Reserved.