曲木技法7
前回の曲げ木の続きです。
板目や柾目といろいろな木目でしたが、どれも薄い板でしたので、30分ほど煮ただけで簡単に曲げる事が出来ました。
木目によっては、曲げたときに型にうまくあたっていなかった場合、目切れをおこした物も有りました。木の繊維の圧縮方向よりも伸張方向に十分注意が必要なようです。
また、型から外すのが早かった場合は曲げ戻り(スプリングバック)がおこっていました。1週間放置しておいた物は、スプリングバックがおこりませんでしたが、1日ではずしたものはかなり戻っていました。
温度や湿度との関係もありますが、複雑な曲げの場合1週間は型に当てたまま乾燥させた方が良いかもしれません。