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椅子3


 書店で目にされた方も多いと思いますが、マガジンハウス刊 「BRUTUS」2/15日号は椅子の特集でした。

 その中に椅子のモデラー宮本茂紀氏の記事があり「人間工学は棚の奥の百科事典のような物」という言葉がありました。内容は椅子をデザインする過程で人間工学がすべてという考えは間違いで、必要なときに意見を聞くものというものでした。

 椅子をデザインする場合、座り心地の良さは外せません。座り心地を考えた場合、参考にするのが人間工学です。人間工学的に数値化したデザインで制作された椅子がすべて座り心地が良いとは言い切れません。それは、座る人は年齢、体格、障害の有無など一人として同じ人はいないからです。

 市販の椅子は生産コストを抑えるためにワンデザインワンサイズです。記事の中にもありますが、洋服のように体型に合わせてS,M,L,LLとひとつのデザインでワンサイズではなくさまざまなサイズの椅子が本当は必要なのではないでしょうか?

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