キッチンカウンター収納5
今回注文頂いた、収納家具で一番心配なのはぴったりと収まるかどうかです。
結果、側板の形を合わせるために現場に何度も足を運び、原寸型の調整を行いました。ぴったりと型が合ったところで、その型をもとに側板に墨付け、加工を行いました。
このような型を日本では治具とよび、英語ではJIGと呼びます。
角度があったり、曲線の加工にそれぞれのジグを制作し加工します。椅子など同じ物を沢山制作する場合、ジグに合わせて墨付けしならい加工します。
椅子のほぞ組などは角度が微妙に合わさった複雑なものもあるので、いくつかのジグを組み合わせ加工します。基本的にジグが正確に作ってあれば、同じ形をいくつでも制作でき、作業の効率化が行えます。
今回は材料の予備がありませんので、いつも以上に慎重に加工を進めました。
側板の材を粗加工してしばらく寝かせている間に、扉や引き出しの加工をしました。本来なら本体が組み上がった後に扉や引き出しを作った方が、効率が良いのですが、納期が短いために同時進行で進めました。
次回は納品です。