キッチンカウンター収納4


 家具制作において材料の選択はとても重要です。

箱ものとよばれる、キャビネット類では使用する木材も大量になり、なおさらです。デザインと機能によって、板目と柾目を使い分け木取りを考えます。

 丸太の端から端まで通して板に挽くと板目となり、中心から外側まで挽くと柾目の板になります。木の個性にもよりますが、一般的に板目よりも柾目の板の方が反りにくく、収縮率も少ないです。かといって、柾目ばかりだと力強さが少し足りないので、木の動きを押さえながら板目も使用していきます。框組みという枠でまわりを囲み中に板をはめ込む方法だと、材料も一枚の板を使用するより少なくてすみ、木の動きを押さえることができます。

 今回の収納家具では、本体は箱組とし、引き出しは一枚板、扉は框構造としました。

お客様の要望でカウンター下すべてを収納にせず、一部空けて椅子をおくことになり、収納は2つに分けて制作しました。高さ80cm奥行きが30cm近くあるので側板を板目材にすると、反る可能性があり柾目材を使用しています。色調を揃えるために長さ4m幅40cmの材料から木取りし使用しました。

柾目材で40cmあるということは少なくとも、木は80cmはある大木と考えられます。芯の部分や皮近くの白太部分は除いてありますので、直径1mほどの木であったでしょう。

 これだけの大きさに木が育つのに何年かかったのか考えると、その貴重な木を家具として育った年月分以上に生かしてあげなければいけないと思い実の引き締まる思いがします。

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