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木の乾燥方法2

  • kigumi3
  • 2011年1月22日
  • 読了時間: 1分

前回の続きです。

 乾燥が十分出来た材料でも、加工中には材料は変化します。

 木材は空気中の水分を吸い込んだり、吐き出したりして呼吸しています。吸い込んだ時は膨張し、吐き出した時は収縮します。梅雨時期のように空気中の水分が多ければ木は膨張して、冬の時期のように少なければ収縮します。

無垢の家具をお持ちの方は、寸法を測ってみていただけると解ると思いますが、幅方向では1%程度寸法が変化していると思います。

ですから、一度に仕上げ寸法にすることはなく、徐々に切ったり、削ったりして形にしていきます。板から荒取りしたら、間に空気が流れるような環境でしばらく寝かせておきます。

テーブルの天板のような平滑性が求められるものは、大事に毛布でくるんでおきます。削った後に外気との接触を防ぎ、変形を防ぐためです。

 最近の住宅は室内の気密性が高まり、湿度温度を管理しやすくなっています。室外とは違い大きく変形することはまれですが、家具にとって直接エアコンの風があたる環境は好ましくありません。表面に常に乾いた風があたり、水分が奪われ、収縮します。

心当たりのある方は、部屋の配置換えをお進めします。

 
 
 

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